注目銘柄
2025/1/8 09:19
(8306) 三菱UFJフィナンシャル・グループ 金利上昇の恩恵を受ける代表的な銘柄
(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、日銀の政策修正を背景にした金利上昇の恩恵を受ける代表的な銘柄だ。特に国内外での利ざや拡大が期待されており、同社の収益構造にプラスの影響を与えている。
銀行業務の中心である預貸業務は、金利差が収益源となる。長らく低金利環境が続いた日本では、利ざや縮小が銀行の課題だった。しかし、2024年後半からの金利上昇局面では、貸出金利の上昇により収益が増加しやすい構図だ。MUFGは特に海外展開が強く、米国やアジア市場での金利上昇がさらなる収益拡大につながっている。
この好環境を背景に、MUFGは2025年3月期の業績予想を大幅に引き上げた。連結純利益の見通しを従来の1兆5000億円から1兆7500億円に修正し、16.7%の上方修正となった78。これは前期比17.4%増となり、2期連続で過去最高益を更新する見込みだ。
上方修正の要因として、顧客部門の堅調な業績や政策保有株式の売却進展に伴う株式売却益の増加が挙げられる。特に、7-9月期の連結最終利益は前年同期比90.4%増の7023億円と大幅に拡大しており、この好調さが通期予想の引き上げにつながった。
業績好調を受けて、MUFGは株主還元も強化する。2025年3月期の年間配当予想を従来の50円から60円に引き上げた78。これは前期の41円から大幅な増配となる。
2025年3月期からの3年間を計画期間とする中期経営計画の財務目標である「親会社株主に帰属する当期純利益で1兆6,000億円以上」および「ROE9%程度」につき、2025年3月期に 前倒しでの達成を目指している。
銀行業務の中心である預貸業務は、金利差が収益源となる。長らく低金利環境が続いた日本では、利ざや縮小が銀行の課題だった。しかし、2024年後半からの金利上昇局面では、貸出金利の上昇により収益が増加しやすい構図だ。MUFGは特に海外展開が強く、米国やアジア市場での金利上昇がさらなる収益拡大につながっている。
この好環境を背景に、MUFGは2025年3月期の業績予想を大幅に引き上げた。連結純利益の見通しを従来の1兆5000億円から1兆7500億円に修正し、16.7%の上方修正となった78。これは前期比17.4%増となり、2期連続で過去最高益を更新する見込みだ。
上方修正の要因として、顧客部門の堅調な業績や政策保有株式の売却進展に伴う株式売却益の増加が挙げられる。特に、7-9月期の連結最終利益は前年同期比90.4%増の7023億円と大幅に拡大しており、この好調さが通期予想の引き上げにつながった。
業績好調を受けて、MUFGは株主還元も強化する。2025年3月期の年間配当予想を従来の50円から60円に引き上げた78。これは前期の41円から大幅な増配となる。
2025年3月期からの3年間を計画期間とする中期経営計画の財務目標である「親会社株主に帰属する当期純利益で1兆6,000億円以上」および「ROE9%程度」につき、2025年3月期に 前倒しでの達成を目指している。