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2024/10/29 16:03
(5541) 大平洋金属 核融合スタートアップのMiRESSOと包括的業務提携契約を締結し、核融合事業に本格参入
大平洋金属が核融合事業に本格参入することになった。同社は、核融合スタートアップのMiRESSOと包括的業務提携契約を締結し、ベリリウム製造事業に乗り出す。大平洋金属の青森県八戸市にある製造所の一部をMiRESSOに賃貸し、ベリリウム製造のパイロットプラント「BETA」を整備する。MiRESSOは2027年度中のベリリウム生産開始を目指す。
ベリリウムは核融合発電に必要な金属であり、将来的な需要拡大が期待されている。大平洋金属の青山正幸社長は「ベリリウムを安定かつ低価格で供給することに貢献したい」とコメントしている。
この動きは、大平洋金属の中期経営計画「PAMCO-2024」における「社会に貢献する新規事業の創出」という重点施策の一環だ。同社は従来、フェロニッケルなどステンレス鋼の原料製造を主力事業としてきたが、新たな金属製錬プロジェクトを推進し、クリーンエネルギー技術に必要な金属原料の供給を目指している。
大平洋金属はこれまでも、マイクロ波を利用したニッケル製錬技術の開発や、リチウムイオン電池材料向け原料の製造販売事業など、新技術・新事業の創出に取り組んできた。今回の核融合関連事業への参入は、同社の事業多角化と技術革新への取り組みをさらに加速させるものとなりそうだ。
ベリリウムは核融合発電に必要な金属であり、将来的な需要拡大が期待されている。大平洋金属の青山正幸社長は「ベリリウムを安定かつ低価格で供給することに貢献したい」とコメントしている。
この動きは、大平洋金属の中期経営計画「PAMCO-2024」における「社会に貢献する新規事業の創出」という重点施策の一環だ。同社は従来、フェロニッケルなどステンレス鋼の原料製造を主力事業としてきたが、新たな金属製錬プロジェクトを推進し、クリーンエネルギー技術に必要な金属原料の供給を目指している。
大平洋金属はこれまでも、マイクロ波を利用したニッケル製錬技術の開発や、リチウムイオン電池材料向け原料の製造販売事業など、新技術・新事業の創出に取り組んできた。今回の核融合関連事業への参入は、同社の事業多角化と技術革新への取り組みをさらに加速させるものとなりそうだ。