・京都フュージョニアリングは、核融合炉に関する装置の研究開発・設計・製造、装置・コンポーネントの輸出に取り組んでおり、核融合炉の心臓部である超伝導トカマク装置の開発に成功しており、世界でも有数の核融合発電関連企業。

（6965）浜松ホトニクスは、レーザーや光電子機器などの光技術を核融合発電に応用している。核融合炉で使用されるレーザーの開発に成功しており、核融合発電の実現に欠かせない技術を開発している。

（5781）東邦金属は、2023年2月に核融合研究所と黒鉛とモリブデン合金の接合を可能とする新技術開発を行う研究契約を締結した。

（5801）古河電気工業、超伝導コイルや電磁石などの磁気技術を核融合発電に応用している。核融合炉で使用される超伝導コイルの開発に成功してした。

（5803）フジクラは、米国で核融合炉の実証に取り組むCFSにレアアース系高温超電導線材の納入を開始し、将来に向けて生産能力拡大を推進すると発表した。フジクラは、核融合発電向けに比較的高い温度で超電導を実現できる「高温超電導線材」の生産能力を2倍に高める。

（6501）東芝エネルギーシステムズは、核融合発電炉の冷却システムや熱回収システムなどの熱流体技術を核融合発電に応用している。核融合炉で使用される冷却システムの開発に成功した。

（7011）三菱重工業は、核融合炉で使用される構造材料の開発に成功した。核融合実験炉イーター(ITER)のための世界最大規模の超電導コイルであるトロイダル地場コイルを完成させた。

（7711）助川電気工業は、研究機関向け核融合関連製品が増加。ITER計画と並行して行われているJT-60SA(核融合超電導トカマク型実験装置)の統合試験運転が開始される予定で、今後も関連案件の需要が期待される。

（9227）マイクロ波化学は、核融合炉の燃料となるトリチウムの製造技術の開発に取り組んでいる。マイクロ波技術を用いて、リチウムの熱核反応を100倍以上速く行うことに成功しており、トリチウムの製造効率を飛躍的に向上させることに成功している。


日本の核融合発電関連企業は、次世代エネルギー技術である核融合発電の研究開発に力を入れており、核融合発電の実用化に大きく貢献することが期待される。