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    2023/3/27 10:30
    (4502) 武田薬品工業 血漿分画製剤の新製造施設を建設するため、1,000億円規模の長期投資
    武田薬品工業は、大阪・十三に血漿分画製剤の新製造施設を建設するため、1,000億円規模の長期投資を行うことを決定した。製造能力強化を目的として実施するものとしては、これまでで国内最大の投資となる。大阪工場敷地内に、血漿分画製剤製造の全工程を完備する世界水準の施設を新たに建設し、2030年頃の稼動を予定しており、国内最大規模になる見込み。日本における血漿分画製剤の製造能力を約5倍にあたる40万トンから200万トン増強し、グローバルな製造ネットワークにおける製造能力の拡大に寄与することも目指す。

    血漿分画製剤は、血液製剤の一種で、ヒトの血液成分を由来としている。希少疾患や複雑な慢性疾患を含む様々な疾患の治療に使用されており、過去20年間で大幅に需要が増加してきた。自己免疫疾患の患者向けの「免疫グロブリン」などの販売がのびている。今後5年以内に、国内で新規適応症および新しい血漿分画製剤を含む最大5つの承認取得を目指す予定で、生産設備増強を急ぐ。

株式情報更新 (11月26日)


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