子会社のテムリックが、米シロス社に導出したレチノイン酸受容体α作動薬(タミバロテン)について、急性骨髄性白血病を対象として実施中の第2相臨床試験の初期データを学会報告を経て、次の段階である無作為化試験パートの実施計画について発表した。タミバロテンは、強い分化誘導活性を示すことから他の抗腫瘍剤との併用による相乗効果が期待される化合物で、シロス社はタミバロテン/ベネトクラクス/アザシチジンの三剤併用療法の第2相臨床試験を実施している。

テムリックは、北米および欧州におけるタミバロテンのがん治療薬としての開発販売権をシロス社に許諾するライセンス契約を締結し、開発段階に応じたマイルストンおよび販売後のロイヤルティを受けとる権利を保有しているが、本件での一時金は発生しない。

またラクオリア創薬は、（4576）デ・ウエスタン・セラピテクス研究所と眼疾患治療薬創製に向けた共同研究契約を締結した。