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2022/9/29 10:38
(6502) 東芝 透過型亜酸化銅(Cu2O)太陽電池で、世界最高の発電効率を更新
東芝は、透過型亜酸化銅(Cu2O)太陽電池において、世界最高の発電効率を更新し、発電効率9.5%を達成した。セルサイズを、3mm角から10mm×3mmに拡大することで実現したもので、世界最高の発電効率8.4%を1.1ポイント向上させた。透過型亜酸化銅(Cu2O)太陽電池は、高効率・低コスト・高信頼性タンデム型太陽電池の実現に向けて、キーデバイスと見られている。タンデム型太陽電池は、2つの太陽電池(セル)をボトムセルとトップセルとして重ね合わせ両方のセルで発電することにより、全体としての発電効率を上げることが出来る。
透過型亜酸化銅(Cu2O)太陽電池を発電効率25%の高効率シリコン(Si)太陽電池に積層するCu2O/Siタンデム型太陽電池は、EVに搭載した場合の充電なしの航続距離は1日あたり約37kmと試算している。透過型の太陽電池は、自動車の屋根やガラスに載せるなど、モビリティーへの実装も期待されている。今後セルサイズを段階的に大きくし、シリコン太陽電池と同サイズの数インチ級のセル製造技術を確立し、量産を目指す。
透過型亜酸化銅(Cu2O)太陽電池を発電効率25%の高効率シリコン(Si)太陽電池に積層するCu2O/Siタンデム型太陽電池は、EVに搭載した場合の充電なしの航続距離は1日あたり約37kmと試算している。透過型の太陽電池は、自動車の屋根やガラスに載せるなど、モビリティーへの実装も期待されている。今後セルサイズを段階的に大きくし、シリコン太陽電池と同サイズの数インチ級のセル製造技術を確立し、量産を目指す。