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2022/9/5 10:40
(4568) 第一三共 mRNAワクチンDS-5670の国内第3相臨床試験を開始
第一三共は、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンDS-5670のワクチン未接種者を対象とした国内第3相臨床試験を開始した。コロナ感染歴のない国内の健康成人322名を対象として、既に承認されているmRNAワクチンに対するDS-5670の免疫原性および抗体陽転率の非劣性検証を目的とした実薬対照非劣性試験となる。抗体陽転率は、中和抗体価がワクチン投与後に一定程度以上上昇した対象者の割合のことであり、本試験では、投与後に数値が4倍以上になった被験者の割合を指す。
DS-5670は、動物モデルにおいて、初回投与完了時にオミクロン株に対する中和活性を一定量誘導することが確認されており、AMED(日本医療研究開発機構)の「ワクチン開発推進事業」および厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」の支援を受けている。
ファイザーやモデルナと同じmRNAワクチンで、第一三共の開発中のワクチンと、ファイザーのワクチンを4週間の間隔を空けて2回接種して有効性を確かめる。すでにファイザーやモデルナのワクチンを2回接種した人を対象に、開発中のワクチンを3回目の追加接種として投与する試験も進めていて、追加接種用として年内の実用化を目指している。
DS-5670は、動物モデルにおいて、初回投与完了時にオミクロン株に対する中和活性を一定量誘導することが確認されており、AMED(日本医療研究開発機構)の「ワクチン開発推進事業」および厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」の支援を受けている。
ファイザーやモデルナと同じmRNAワクチンで、第一三共の開発中のワクチンと、ファイザーのワクチンを4週間の間隔を空けて2回接種して有効性を確かめる。すでにファイザーやモデルナのワクチンを2回接種した人を対象に、開発中のワクチンを3回目の追加接種として投与する試験も進めていて、追加接種用として年内の実用化を目指している。