ＮＥＤＯ（新エネルギー・産業技術総合開発機構）は、「CO2分離回収等技術開発プロジェクト」を開始した。2030年までに、CO2を1トン当たり2000円台の分離回収コストを実現する技術開発が主旨で、グリーンイノベーション事業の一環として予算総額は382億円となる。中核となる「天然ガス火力発電排ガスからの大規模CO2分離回収技術開発・実証」には千代田化工建設とＪＥＲＡが実施予定先として採択された。

「工場排ガス等からの中小規模CO2分離回収技術開発・実証」には（6902）デンソー、「CO2分離システムの開発には（4004）昭和電工、（5401）日本製鉄、（4005）住友化学、（4088）エア・ウォーター、（4100）戸田工業などが採択されている。いずれこの中から画期的な成果が出てくると期待される。