JR東日本は、2021年12月7日、首都圏の輸送システムの変革を進めると発表した。ATACS(無線式列車制御システム)を導入し、ATO(自動列車運転装置)の高性能化により、輸送安定性の向上や顧客ニーズに応じた柔軟な運航を目指す。また、首都圏主要線区でワンマン運転に向けた準備を進める。さらに、将来のドライバレス運転の実現を目指した開発を進める。

ATACSは、走行する列車自らが前方に在線する列車の位置を検知し、無線を使って列車を制御するシステム。ATOSとの連携により、遅延回復や列車群制御による省エネ運転など、線区トータルでの効率的な運転を目指す。

ATACS導入・ATO高性能化は2028年から2031年頃の使用開始を目指す。また、ATO導入・ワンマン運転は2025年から2030年頃の導入に向けて準備をお進める。

JR東日本の株価は3.13％高の7225円で推移している。