延期していた決算発表で、118億円の債務超過を解消するために、米投資ファンドのフォートレス・インベストメントから572億円の支援を受けると発表した。内訳は1株142円で8450万株の新株を発行し120億円を調達、新株予約権を付与する方式で300億円の貸付を受ける。利率は14.5％だが、入居率が一定基準に達すると10％に引き下げられる。

レオパレス２１の4－6月売上は8.2％減の1039億円、最終損益は141億円の赤字となった。21年3月期の入居率見通しは平均81.6％と改善を見込んでいる。フォートレスはソフトバンクグループ傘下の投資ファンドで、不動産会社のユニゾホールディングスを巡る争奪戦にも参加していた。不動産分野に強いとされており、賃貸住宅事業での協業も視野に入れているとされる。