注目銘柄
2020/9/17 08:48
(9020) JR東日本 民営化以降で最大の赤字
今期業績予想を開示し、3月通期売上は1兆円減の1兆9300億円、営業損益は5000億円の赤字、最終損益も4180億円の赤字と、民営化以降で最大の赤字となる見込み。新型コロナの感染拡大で、利用客が減少しているが、人件費や保守点検費などは簡単には削減できない。空っぽの列車を走らせるより、ダイヤや運賃の見直しなど抜本的なコスト構造の改革が必要だが、これらは国土交通省の認可が必要で、相当な時間がかかる。逆に値上げともなれば、ますます旅客離れを起こすジレンマがある。
この状況下で、経営再建中の(8165)千趣会と資本業務提携し、発行済み株式総数の10.98%を取得し、筆頭株主となる。JR東が運営するECモール向け商品を共同開発するとのことだが、20億円を投じて筆頭株主となる値打ちがあるとは思えない。カタログ通販大手の千趣会はネット通販の追い風を受けていない。
この状況下で、経営再建中の(8165)千趣会と資本業務提携し、発行済み株式総数の10.98%を取得し、筆頭株主となる。JR東が運営するECモール向け商品を共同開発するとのことだが、20億円を投じて筆頭株主となる値打ちがあるとは思えない。カタログ通販大手の千趣会はネット通販の追い風を受けていない。