東ソーは、激戦区となっている新型
コロナウイルス検査装置市場に、
PCR検査と同等水準の精度で、約40分で自動検査できる専用装置「TRCReady-80」を投入した。一定の温度で連続的に検出目的のRNAを増幅する技術で、
PCRのように温度を上げ下げさせる必要がない。ノロウイルスや結核などの検査用途にこれまで200台以上を出荷しているが、新型
コロナウイルス検出試薬の承認を得た後、今月からは引き合いが急増しているようだ。大規模臨床検査センター向け需要は一巡しており、卓上型で中小病院でも使いやすく、政府による検査装置の購入補助も後押ししている。