新型
コロナ治療薬「
アビガン」原料のマロン酸ジエチルについて、5月16日から新潟県青海工場で生産を開始、備蓄量200万人分拡大に向けて5月末から6月にかけて出荷を開始することから、昨日は大幅高となった。マロン酸ジエチルの原料となるモノクロル酢酸は関連会社のデナック社が国内唯一のメーカーで、2017年4月まで使用していた設備を
再稼働させ、国内一貫体制を構築する。
次の材料は、デンカ生研が国立感染症研究所と共同開発し、夏までに試作品を完成させる予定の
コロナウイルス抗体の検出キットで、今後1年以内に1日最大10万検査分の量産体制構築を目指す。