花王の第1四半期にあたる1-3月売上は1.1%減の3469億円、営業利益は3.1%減の382億円、純利益は4.8%減の364億円となった。通期営業利益は8.3%増の2250億円で据え置いている。ほぼ予定線の決算だが、
化粧品事業の売上が12.1%増の673億円で、利益率が前年同期の1.3%から9.2%と大きく改善していることを評価しているようだ。
インバウンド効果で、国内売上が9.8%増、アジアが27.5%増と大幅に伸びた。
株価は大幅高だが、発行元の1.4%にあたる700万株、500億円の自社株買いを5月7日から6月21日に比較的短期間に実施することも評価材料。