重工は2018年3月期の売上高を1兆円増やして5兆円とする中期経営計画を発表している。ROE(自己資本利益率)も6.5％から10.2％に引き上げ、設備投資も15％上積みし3年間で6300億円とする。

攻めの経営に転じたとの印象が強く、大和でも収益性に軸足を置いており、今来期とも二桁の営業増益を予想している。決算発表が一巡したために手掛かり材料が少ない時間帯で注目度が上がった面はあるが、昨年5月高値の765円をブレイクし、次は2007年の905円が目標となりそうだ。新型ジェット機MRJの開発費が膨らむが、それでも増益基調を保つなら、無理な株価目標ではあるまい。