ADPが発表した1月の雇用統計によると、民間企業の雇用者数は前月比18.3万人増加した。賃金上昇率は前年同月比4.7%となった。

1月の民間雇用は18.3万人増加し、2025年は力強いスタートを切った。サービス業が19万人増と雇用を牽引、一方で製造業は1.3万人減少した。年間賃金上昇率は4.7%と、インフレ率を上回る伸びを維持

雇用増加を牽引したのは消費者向けサービス業だ。貿易・運輸・公益事業で5.6万人、レジャー・ホスピタリティ業で4.1万人の増加が見られた。一方、製造業では1.3万人の減少となり、ビジネスサービスや生産部門での雇用は弱含みとなった。

企業規模別の賃金上昇率を見ると、中堅・大企業（従業員50人以上）で5.0%と最も高く、小規模企業（1-19人）では2.9%にとどまった。