（7342）ウェルスナビは2024年12月期の通期業績予想を修正し、営業利益を従来予想の531百万円から809百万円へ52.4％増加させる。一方で、営業収益は前回予想からわずかに0.3％減少し、11,149百万円となる見通しだ。なお、ウェルスナビは三菱ＵＦＪ銀行が、1株1950円でＴＯＢを行っている。

ウェルスナビは、ロボアドバイザー事業の新サービス「おまかせNISA」や、新しいテレビCM、YouTubeでの動画配信など、積極的な広告宣伝活動を展開してきた。また、楽天証券と共同開発した投資信託「ウェルスナビ×R」の販売も好調だった。一方で、新規事業やオフィス移転に伴う費用の増加があったが、広告宣伝費や人件費を効率的に抑えた結果、全体としてコストが計画を下回ったことが利益増加の主因となった。

同社は、総合アドバイザリープラットフォーム（MAP）の開発や新規事業への投資を進めつつ、効率的な経費運用を維持する方針だ。また、金融市場の動向が業績に影響を及ぼす可能性があるとして、柔軟な対応を続けるとしている。