投資家の皆様、朗報だ。NISA（少額投資非課税制度）の口座数が2024年9月末時点で過去最高の2508万6221口座に達した。前四半期比で3.4%増加し、着実な成長を見せている。

NISAの買付総額も驚異的な伸びを示し、137兆9324億円に到達。前四半期から36.1%も増加した。この中で、投資信託が63.5%を占め、上場株式が33.2%と続いている。

年代別では、40代と50代が全体の約4割を占め、若年層の参加も目立つ。20代の口座数は287万8530口座で、全体の11.5%を占めている。

つみたて投資枠も好調で、買付額は35兆4760億円に達し、前四半期から59.9%も増加。30代と40代が全体の約半分を占めており、若年層の長期投資への関心の高さがうかがえる。

2014年の制度開始時、約492万口座からスタートした一般NISA口座は、2024年には約2508万口座に達し、順調な拡大を見せている。つみたてNISAの導入以降、長期的な資産形成を目的とした口座も増加していることが推測される。

NISA全体の買付額は、2014年の約4143億円から2024年には約4兆9千億円を超え、年々着実に成長している。つみたてNISAや成長投資枠の新設後、買付金額の多様化が進み、個人投資家の関心が広がっていると考えられる。