（2678）アスクルは13日、2025年5月期第2四半期（2024年5月21日～11月20日）の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.9%増の2379億32百万円と過去最高を更新したが、営業利益は同16.8%減の60億28百万円、経常利益は同16.7%減の59億20百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同19.4%減の37億39百万円と減益になった。

売上高は伸長したものの、為替の影響により売上総利益率が0.9ポイント低下し24.0%となったことが減益の主因だ。また、2026年5月期の期初に稼働予定の「ASKUL関東DC」に係る地代家賃の固定費増加も利益を圧迫した。

eコマース事業の売上高は前年同期比3.0%増の2335億69百万円となった。ASKUL事業が同2.3%増、LOHACO事業が同3.6%増と堅調に推移した。一方、営業利益は同17.4%減の60億64百万円となった。

通期の連結業績予想は据え置かれ、売上高5000億円（前期比6.0%増）、営業利益180億円（同6.2%増）を見込んでいる。