（4431）スマレジの2025年4月期第2四半期決算は好調だった。売上高は前年同期比30.5%増の51億5200万円、営業利益は同43.1%増の11億9500万円、経常利益は同41.9%増の11億8400万円、中間純利益は同41.9%増の7億9200万円となった。

業績好調の要因として、新規有料契約の増加や低解約率によるストック売上高の積み上げ、決済関連事業の拡大などが挙げられる。有料店舗数は前年同期比19.1%増の3万9327店舗に達し、アクティブ店舗数も同15.6%増の4万7089店舗となった。

ARR（年間経常収益）は前年同期比37.5%増の69億9800万円に拡大。特にキャッシュレス決済サービスが同68.5%の高成長を遂げた。GMV（流通取引総額）も同24.6%増の6502億円に拡大し、キャッシュレス取引比率は58.2%に上昇した。

スマレジは今期、初の配当実施を決定。期末配当として1株当たり15円を予定している。配当性向は20%程度を基準とし、年1回の期末配当を行う方針だ。

また、EC事業者支援サービスを提供する株式会社ネットショップ支援室の全株式を11億円で取得し、子会社化することを決定した。これにより、実店舗とECの連携強化を図る考えだ。

通期の業績予想は据え置き、売上高106億8800万円（前期比27.5%増）、営業利益20億3300万円（同17.2%増）、経常利益20億3300万円（同19.8%増）、当期純利益14億1400万円（同16.6%増）を見込んでいる。