（2695）くら寿司株式会社は2024年10月期の連結決算を発表した。売上高は2349.5億円（前期比11.1％増）、経常利益は62.2億円（同115.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は32.2億円（同273.7％増）と大幅な増収増益となった。

日本国内では、質の高い商品を中心としたフェアの展開や人気アニメとのコラボ企画が奏功し、売上高は好調に推移した。また、きめ細かな商品設計により原価率の低減に成功した。

北米では、積極的な新規出店を継続し、14店舗を新たにオープンした。アジアでは、台湾子会社が人気キャラクターとのコラボ企画で好評を博した。

同社は2024年10月期の期末配当を1株当たり40円（普通配当20円、万博記念配当20円）とすることを決定した。次期の配当は1株当たり20円を予定している。一方で、同社は株主優待制度の廃止を決定した。2025年4月30日を基準日とする株主優待は実施しない。

2025年10月期の連結業績予想は、売上高2430億円（前期比3.4％増）、経常利益52億円（同16.5％減）、親会社株主に帰属する当期純利益34億円（同5.4％増）を見込んでいる。