注目銘柄

    注目銘柄 2024/11/15 10:11
    (5631) 日本製鋼所 北米向けで初めて小型モジュール式原子炉(SMR)部材を受注
    日本製鋼所が北米向けで初めて小型モジュール式原子炉(SMR)部材を受注したことが明らかになった。14日のオンライン決算会見で松尾敏夫社長が発表した。

    受注したのは内部構造に使用される部材だ。松尾社長は「内部の複雑で製造が難しい部材は今後も当社に受注が来るだろう」と見通しを示した。日本製鋼所は大型鋼塊から部材を製造できる技術力が強みだ。これまで大型原子炉向けの部材製造で培ってきたノウハウを、SMR部材の製造にも活かせると見込んでいる。

    SMRは従来の大型原子炉に比べて小型化されているため、必要な部材も小さくなる。このため、製造コストの低減が期待できる。また、モジュール化による工場での一括製造が可能となり、建設期間の短縮や品質管理の向上にもつながると考えられている。

    SMRは安全性や経済性の面で注目を集めており、世界各国で開発が進んでいる。日本製鋼所はこの成長市場に早期に参入することで、新たな収益源の確保を目指している。今回の受注を足がかりに、同社は北米市場でのSMR関連事業の拡大を図る方針だ。

株式情報更新 (11月15日)


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