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    メガバンク、過去最高益2兆4000億円突破へ!海外事業と利上げが追い風に
    三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)の3メガバンクが14日に発表する2024年4~9月期連結決算は、合計純利益が前年同期比約3割増の2兆4000億円程度に達する見通しだ。初めて2兆円を突破する過去最高益となる。

    好調の主因は、M&Aを積極的に進めてきた海外事業の成長だ。3メガバンクの23年4〜9月期の海外事業部門利益は合計8500億円程度と、コロナ禍前の19年4~9月期の約2倍に拡大した。24年4~9月期も堅調を維持したもようだ。

    三菱UFJは米銀が消極的なプロジェクトファイナンスで高シェアを維持し、東南アジアでも消費者金融事業を拡大している。三井住友FGは米ジェフリーズと提携して株式・債券引受業務を強化、みずほは米グリーンヒル買収で海外資本市場での存在感を高めている。

    日銀の金融政策転換も増益要因となっている。3月のマイナス金利解除と7月の追加利上げにより、三菱UFJと三井住友は年800億円規模、みずほは年450億円程度の増益効果を見込んでいる。

    さらに、政策保有株式の売却加速も業績押し上げに寄与している。コーポレートガバナンス・コード改訂を受けた政策保有株式の縮減圧力が高まる中、メガバンクは保有株式の売却を進めており、これによる売却益も増益に貢献しているとみられる。

株式情報更新 (11月15日)


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