リンナイが2025年3月期第2四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比10.1%増の2,121億24百万円となり、過去最高を記録した。営業利益は前年同期比107.5%増の209億96百万円と大幅に伸長し、こちらも過去最高となった。世界的な物価上昇に伴う原材料・エネルギー価格の高騰による費用負担増があったものの、価格改定や原価低減活動の効果によってこれを吸収した。親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比55.0%増の122億47百万円だった。

セグメント別では、日本の売上高が前年同期比5.2%増の911億88百万円、営業利益は105.7%増の94億83百万円と好調だった。ハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE」やガス衣類乾燥機、エアバブル商材の販売が大きく伸長したことが寄与した。

アメリカでは、住宅市場が低調な中でもコンデンシング給湯器の新製品販売が堅調で、売上高は24.5%増の321億52百万円となった。営業利益は8億94百万円と黒字転換を果たした。中国では、経済活動の停滞が続く中、ECおよびネット実店舗取引の増加により、売上高は8.7%増の307億98百万円となった。