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セルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂を共同開発
ヤマハ発動機は、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂を(3863)日本製紙と開発することで、合意した。開発する部品は、水上オートバイおよびスポーツボートのエンジン部品で、輸送機器部品への実用化は世界初となる。CNF強化樹脂「セレンピアプラス」は、木質資源を活用したバイオマス素材であるCNFを、ポリプロピレンなどの樹脂へ混練・分散することにより製造される高強度な新素材で、既存樹脂材料と比較し、25%以上の軽量化が図れる。またリサイクル性に優れるため、プラスチック使用量の削減とCO2を主とした温暖化ガス排出削減につながる。
日本製紙は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業プロジェクトに参画し、CNF強化樹脂の開発に取り組んできた。富士工場に建設した混練を中心とする実証拡張設備は、年間50トン以上のCF強化樹脂を生産することが出来る。将来的にはマリン製品だけでなく、二輪車を含めた幅広い製品群に展開する。
日本製紙は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業プロジェクトに参画し、CNF強化樹脂の開発に取り組んできた。富士工場に建設した混練を中心とする実証拡張設備は、年間50トン以上のCF強化樹脂を生産することが出来る。将来的にはマリン製品だけでなく、二輪車を含めた幅広い製品群に展開する。