キヤノンマーケティングジャパンは、独自ＡＩによる映像解析・人間の行動認識技術に強みを持つアジラと、資本業務提携した。アジラは、施設向けＡＩ警備システムを開発しており、カメラに映る人々の行動を自ら学習して通常とは異なる行動を「違和感行動」として検知する機能を持つ。行動認識ＡＩを活用して映像ソリューション事業を高度化し、事故や事件の未然防止へ役立てる。

アジラは、既存の防犯カメラシステムにＡＩ警備の仕組みをアドオンすることで、施設を24時間監視、異常行動を検知した際の即時通知で、事件事故への迅速な対応を実現している。導入はカメラ1台から可能で、サーバー1台で最大50台のカメラ映像を処理可能となっている。キヤノンマーケティングジャパンが展開するネットワークカメラ、映像管理ソフトウェア、映像クラウドサービスとの連携機能を共同開発し、アジラの機能や性能、品質の向上を進める。

アジラは、キヤノンマーケティングジャパン、セコム、ニコン等を引受先とする第三者割当増資で5億円を調達した。