三井物産の2021年3月期第1四半期(4-6月)の四半期利益は50％減の625億円となった。通期は54％減の1800億円を計画しており、進捗率は34.7％となっている。

主なセグメント別では、金属資源の利益は34.2％減の322億円。豪州石炭事業で石炭価格の下落が影響した。

機械・インフラの利益は6.9％増の185億円。北米発電事業の売却などが寄与した。

化学品の利益は53.6％増の63億円。北米事業の保険金収入の計上が寄与した。

エネルギーの利益は91.3％減の35億円。原油ガス価格の下落や受取配当金の減少などが影響した。

生活産業の利益は▲56億円(前期は76億円)。外出規制による店舗閉鎖や外食産業向けの業務用食材の需要減少などが影響した。

三井物産の株価は52.5円安の1574円で推移している。