ネットワンシステムズの2020年3月期経常利益は33.4％増の165億円となった。民間企業を対象にセキュリティ対策やクラウド基盤、働き方改革などのビジネスが堅調に推移した。

セグメント別では、民間企業を対象とするENT事業の利益は92.8％増の62億円。セキュリティ対策やクラウド基盤、働き方改革、スマートファクトリーのビジネスが堅調に推移した。

通信事業会社を対象とするSP事業の利益は7.3％増の37億円。MSPも含めたサービス基盤ビジネスが堅調に推移した。

中央省庁や自治体を対象とするPUB事業の利益は12％増の43億円。セキュリティ対策やクラウド基盤ビジネスが堅調に推移した。

パートナーとの協業を進めるパートナー事業の利益は46.1％増の30億円。主要パートナー向けビジネスの堅調と5G案件の獲得が寄与した。

2021年3月期経常利益は2.6％増の170億円を計画する。新型コロナウイルスの影響で売上高は同水準となる見通しも、売上総利益や生産性の改善で増益となる見通し。

ネットワンシステムズの株価は14円高の2691円で推移している。