ＳＷＣＣ（旧昭和電線）が2025年3月期の業績予想を上方修正した。売上高2,340億円(前期比9.4%増)、営業利益205億円(同59.9%増)、経常利益170億円(同39.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益100億円(同13.1%増)に上方修正した。

上方修正の主な要因は、エネルギー・インフラ事業の好調だ。建設関連向けおよび電力インフラ向けの需要が期初想定を大きく上回って推移しており、今後も好調を維持する見込みだという。

第2四半期(4-9月)の実績は、売上高1,174億円(前年同期比19.3%増)、営業利益104億円(同133.4%増)、経常利益71億円(同58.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益36億円(同8.8%増)となった。

エネルギー・インフラ事業は、建設関連向けが堅調な需要を取り込んだほか、電力インフラ向けでは戦略製品であるSICONEXの増産投資が旺盛な需要を捉えた。一方で、自動車関連市場では一部メーカーの生産・出荷停止や中国での販売不振の影響を受けた。

期末配当予想を1株当たり10円増配の70円に引き上げ、年間配当を120円とする。