ダイヘンは（7912）大日本印刷、（2768）双日 ＨＤと、ワイヤレス充電機能を搭載した商用電気自動車（ＥＶ）の実用化に向けて業務提携した。ワイヤレス充電機能を搭載した商用ＥＶでは国内初となる登録の認可を軽自動車検査協会より取得し、公道での実証を開始した。非接触でＥＶに充電するワイヤレス充電技術は、ガソリン車からＥＶへのシフトを加速する技術として注目されている。

ダイヘンは、「ワイヤレス充電システム」の開発を推進しており、「ワイヤレス充電用シート型コイル」を開発する大日本印刷とともに、車両側受電コイルおよび地上側送電コイル設備の開発に取り組み、システム化に成功した。ワイヤレス充電は、充電器と車体をケーブルで接続する必要がないため、充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待されている。大日本印刷は、従来技術と比べて重量・厚みが約1/4となる薄型・軽量シート型コイルを開発した。