ノエビア ＨＤは、有機栽培した植物「メドウスイート」に皮膚の老化細胞を除去する効果を発見した。老化細胞除去によりコラーゲンを増やす新たなアプローチとして、注目される。加齢とともに肌に蓄積する老化細胞が、周りの細胞にも影響を与え、ハリと弾力のある肌に重要なコラーゲンの産生を低下させ、分解を促進させることを明らかにした。通常は増殖が停止した古い細胞は除去されるが、加齢により一部の古い細胞は臓器や組織の中に蓄積され老化細胞となる。

ノエビアは、老化細胞がコラーゲンに与える影響を研究し、老化細胞の除去によりコラーゲンを増加させる素材を探索した結果、自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」で有機栽培した「メドウスイート」が、正常細胞の生存には影響を与えずに老化細胞の生存率を低下させることを発見した。「メドウスイート」は、アジア～ヨーロッパ原産のバラ科の多年草で、コラーゲンを減少させる老化細胞を選択的に除去する効果が期待出来ることから、基礎化粧品の開発へ応用する。