（9692）シーイーシーは、2025年2月より首都圏に新たなデータセンター2拠点を順次開設すると発表した。千葉県内に『ハイブリッドクラウドセンター』、東京都内に『東京第三データセンター』を設置し、2028年1月までに合わせて120社以上の利用を目指すとしている。

『ハイブリッドクラウドセンター』は、主要メガクラウドと低遅延で高速接続できる国産のクラウドストレージだ。主な特長として、主要メガクラウドとの高速低遅延なマルチクラウド接続、日本の法令改正に即対応可能なソブリンクラウドの実現、マルチクラウドやハイブリッドクラウドの統合管理などが挙げられる。2025年2月1日より提供を開始し、Tier4レベルの設備を備える。

一方、『東京第三データセンター』は、安全性と利便性に優れた都市型データセンターだ。東京都の地震危険度調査でランク1と評価された地域に位置し、池袋から20分圏内という好立地を誇る。他のデータセンターとの拠点間接続も可能で、ハイブリッド構成やマルチクラウド接続にも対応する。2025年12月以降に提供を開始し、Tier3レベルの設備を有する。

シーイーシーは、これら2拠点の開設により、多様化するニーズに応えるとともに、マルチクラウド／ハイブリッドクラウドの統合管理を実現し、顧客のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進を支援する方針だ。データセンター市場の拡大を見据え、同社の事業拡大と業績向上が期待される。

https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=9692