（6104）芝浦機械は、金型冷却装置を手がけるファンクショナル・フルイッドを完全子会社化することを発表した。 取得予定日は2025年5月1日。 芝浦機械は、ファンクショナル・フルイッドの冷却技術と自社の射出成形機やダイカストマシンを組み合わせ、顧客の生産性向上と省エネルギー化を目指すとしている。

ファンクショナル・フルイッドは、1984年に設立された冷却水管理と熱移動のスペシャリスト企業だ。同社の主力製品である二次冷却システムは、クーリングタワー水と機械側冷却水を分離することで、障害の原因となる物質を機械側の冷却水系に入れない仕組みを採用している。これにより、長期間の使用でも腐食やスケールの発生を防ぎ、高い冷却効率を維持できる。

芝浦機械は、ファンクショナル・フルイッドが持つ独自の金型冷却装置の技術とノウハウを取り込むことで、連続安定成形を望む顧客への提案力を強化する狙いがある。