2024年12月の全国百貨店売上高が前年同月比2.8%増の6,616億円余となり、2か月連続でプラスとなった。インバウンド需要と高額商材の好調、冬物衣料の伸長が主な要因だ。

インバウンド需要が牽引
免税売上高は31.1%増の625億円と、12月として過去最高を記録。購買客数も59.9万人と36.6%増加し、調査開始以来の最多を更新した。国内市場は0.6%増と2か月連続でプラス。高付加価値商材や冬物衣料、防寒アイテムが好調だった。

2024年通年の売上高は5兆7,722億円で、前年比6.8%増となった。インバウンド需要の回復が大きく寄与し、売上高、購買客数ともに過去最高を更新した。

百貨店業界は、インバウンド需要の回復と高額商材の好調を背景に、業績回復の兆しを見せている。

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