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    決算 2020/8/7 13:56
    (8053) 住友商事 4-6月の四半期利益は▲410億円 通期は▲1500億円を計画
    住友商事の2021年3月期第1四半期(4-6月)の四半期利益は▲410億円となった(前期は797億円)。販売数量の減少によるボリビア銀・亜鉛・鉛事業での減益やマダガスカルニッケル事業での減損損失などが影響した。

    セグメント別では、金属事業の利益は85%減の9億円。海外スチールサービスセンター事業や北米鋼管事業が減益となった。

    輸送機・建機事業の利益は▲94億円(前期は121億円)。リース事業や自動車関連事業などが減益となった。

    インフラ事業の利益は40.3%減の121億円。大型EPC案件のピークアウトや前期の電力分野での一過性利益の計上などが影響した。

    メディア・デジタル事業の利益は11.4%増の97億円。主要事業会社が堅調に推移した。

    生活・不動産事業部門の利益は50.4%減の57億円。前年の不動産部門の大口案件の引渡の影響や欧米州青果事業が米国市況の悪化で減益となった。

    資源・化学品事業の利益は▲603億円(前期は209億円)。資源価格の下落による豪州石炭事業の減益や鉱山操業停止によりマダガスカルニッケル事業などが減益となった。

    2021年3月期の業績予想を発表し、当期利益は▲1500億円とした。一過性損益を▲2500億円、一過性を除く業績を1000億円としている。

    一過性損益ではマダガスカルニッケル事業の減損損失に加え、今後の環境次第では第2四半期以降も当該案件での追加減損も含め、複数案件での一過性損失が発生する懸念があるとしている。

    一過性を除く業績では金属、輸送機・建機、資源・化学品は今年度中の収益回復は困難と見込む。インフラ、メディア・デジタル、生活・不動産は底堅く推移すると見込む。

    住友商事の株価は7.5円高の1286円で推移している。

株式情報更新 (11月27日)


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