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2024/10/26 08:18
(6367) ダイキン工業 データセンター向け空調機器の強化を目的に、米国の2社を約300億円で買収
ダイキン工業は、データセンター向け空調事業を北米市場攻略の重要な柱として位置づけている。同社は2023年、データセンター向け空調機器の強化を目的に、米国の2社を約300億円で買収した。エアハンに強みを持つアライアンスエアープロダクツ社などを傘下に収め、チラーとエアハンをセットで提供できる体制を整えた。
この買収により、ダイキンはデータセンター向け空調市場で「3強の一角」を占めるまでに成長した。同社は年率10%以上で拡大するこの市場でキープレーヤーとなることを目指している。
データセンター向け空調は「アプライド空調」と呼ばれる大型タイプで、半導体工場などにも使用される。一度に数棟分の受注が入ることもあり、数十億円規模の売上につながる重要な分野だ。ダイキンは、生成AI向けにテック大手が主導するデータセンター建設ラッシュを商機と捉えている。サーバーの冷却に不可欠な空調設備において、同社の得意とする省エネ技術を武器に市場の取り込みを図る。
また、同社はデータセンター向けに、さらなる省エネにつながる商品やシステムの投入を計画している。将来的には空冷だけでなく液冷技術の獲得も視野に入れており、提携やM&Aを検討している。
ダイキンの北米空調事業の売上高は2024年3月期に前期比18%増の1兆5759億円に達した。同社は2025年までに北米市場でシェア首位を目指しており、データセンター向け事業の拡大がその実現に向けた重要な戦略となっている。
この買収により、ダイキンはデータセンター向け空調市場で「3強の一角」を占めるまでに成長した。同社は年率10%以上で拡大するこの市場でキープレーヤーとなることを目指している。
データセンター向け空調は「アプライド空調」と呼ばれる大型タイプで、半導体工場などにも使用される。一度に数棟分の受注が入ることもあり、数十億円規模の売上につながる重要な分野だ。ダイキンは、生成AI向けにテック大手が主導するデータセンター建設ラッシュを商機と捉えている。サーバーの冷却に不可欠な空調設備において、同社の得意とする省エネ技術を武器に市場の取り込みを図る。
また、同社はデータセンター向けに、さらなる省エネにつながる商品やシステムの投入を計画している。将来的には空冷だけでなく液冷技術の獲得も視野に入れており、提携やM&Aを検討している。
ダイキンの北米空調事業の売上高は2024年3月期に前期比18%増の1兆5759億円に達した。同社は2025年までに北米市場でシェア首位を目指しており、データセンター向け事業の拡大がその実現に向けた重要な戦略となっている。