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    2022/9/9 10:26
    (4004) レゾナック HD SiCエピタキシャルウェハーについて、国内メーカーとして初の200mm(8インチ)サイズのサンプル出荷を開始
    昭和電工は、SiC(炭化ケイ素)パワー半導体に使用されるSiCエピタキシャルウェハーについて、国内メーカーとして初の200mm(8インチ)サイズのサンプル出荷を開始した。SiCパワー半導体は、従来のシリコンウェハーを用いたパワー半導体に比べ、電力損失や熱の発生が少なく、省エネルギーに貢献するデバイスとして、電気自動車や再生可能エネルギー向けに市場が急拡大している。現在、主に150mm(6インチ)のSiCエピウェハーを用いて生産されているが、大口径化することで一枚のウェハーからとれるチップ数が多くなるため、生産性改善やコスト低減が期待される。

    昭和電工は自社製の200mm SiCウェハーを用いており、外販メーカーとして、世界シェアはトップと見られる。また2030年までにSiCエピウェハーとその原材料であるSiCウェハーを200mmかつ欠陥密度を1桁以上低減することを目標に掲げた。昭和電工は、半導体材料において世界トップシェアの製品を数多く持ち、半導体・電子材料の売上高は、全体の3割にあたる約4000億円となっている。

株式情報更新 (11月23日)


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