一気に分割修正後の上場来高値を更新してきた。(8750)第一生命 ＨＤや(8795)Ｔ＆Ｄ ＨＤも5％超の上昇を見せており、期末配当取りの動きと見られるが、昨年2月以来の高値を一気に更新しており、米長期金利の上昇加速も意識しているようだ。2月から3月初旬にかけては、米金利低下で売り込まれていた。日本の損保はロシアに現地法人をもっておらず、東京海上日動火災保険はアリアンツと提携し、日系企業向けの再保険を引き受けている。したがって、撤退してもリスクは海外大手に比べて比較的比較的小さいメリットがある。

4－12月期の純利益は3741億円と前年同期比3倍超となっており、通期純利益は2.5倍の4100億円を計画している。上振れで、期末配当が125円を上回ることも予想され、ＰＥＲでも上値余地がありそうだ。22年4月28日まで、1000万株、400億円の自社株買いを実施中で、2月末の取得株数は294万株と余裕がある。