今後、上昇トレンドに転換しそうな注目しておきたい3銘柄をピックアップした。


●6701日本電気
日本電気は今期の2021年度の営業利益を1200億円、四季報予想では2022年度は1550億円としている。営業利益が1276億円だった2019年年度の株価は新型コロナで下落する前には4920円を付けた。また、1537億円だった2020年度の株価は5200円から6200円あたりの範囲で推移している。

現在の株価は5610円で推移しており、増益期待の展開がきたら、株価が上昇していく可能性もありそうだ。決算発表など増益が期待できそうな材料の発表に注目しておきたい。


●7751キヤノン
キヤノンは2021年度の営業利益は1980億円を計画している。1980億円に近い年度は2016年度の2288億円で、2016年度の株価は3000円から3500円あたりで推移していた。現在の株価は2480円で推移していることから、業績の回復で株価が上昇していくかに注目をしておきたい。

4月26日には通期営業利益を1580億円から1980億円に上方修正。第1四半期(1-3月)の営業利益は114.6％増の705億円となった。オフィス稼働率の回復による業績回復に注目をしておきたい。


●6754アンリツ
アンリツの株価は2021年に入り下落が続いている。アンリツの2020年度の営業利益は196億円、2021年度は4.3％増の205億円と増益を計画していることから、株価も昨年水準では推移すると想定したい。

昨年の株価は新型コロナによる下落を除けば、2000円から2500円あたりで推移していた。現在の株価は2060円で、今後2500円に向けて反発する可能性もありそうだ。5G関連の材料や業績が評価される展開に注目をしておきたい。

なお、今後の見通しでは、今後も5G関連やデータセンターなどでのネットワークインフラの拡充に向けた需要拡大が見込まれるとしており、5Gビジネスを中心に、5Gの利活用分野への広がりやネットワーク高速化の需要拡大に的確に対応したソリューションをタイムリーに提供する方針。