注目銘柄

    自社株買い先回り注目株
    自社株買いで先回りができそうな注目しておきたい5銘柄をピックアップした。


    ●9757船井総研ホールディングス
    船井総研ホールディングスは3年連続で自社株買いを行っており、2018年は3月22日、2019年は11月5日、2020年は10月30日に発表している。2年連続で10月末から11月初旬に発表しており、10月末から11月初旬に向けて自社株買いを意識しておきたい。

    船井総研の株価は2018年から2500円あたりを中心に横ばいで推移している。経常利益を見ると、2018年度は50億円、2019年度は57億円、2020年度は50億円で推移。今期の2021年度は12.9%増の57億円を計画しており、2019年度水準に回復する見通し。

    株価は同じ水準で推移していきそうなので、下落したときに注目してみたい。


    ●7951ヤマハ
    ヤマハの2016年からの自社株買い発表日は、2016年が2月4日、2017年が11月28日、2019年が2月5日、2019年が11月1日と2月と11月に集中している。

    ヤマハの営業利益は、2018年度が560億円、2019年度が433億円、2020年度が350億円で推移。今期の2021年度は520億円を計画しており、業績が回復する見通しから、自社株買いが実施されることに期待し、まずは11月に注目をしておきたい。

    株価は6000円を中心に横ばいで推移している。自社株買いなど好材料でさらに上昇するかに注目しておきたい。


    ●8306三菱UFJフィナンシャルグループ
    三菱UFJフィナンシャルグループの過去5年間の自社株買い発表日を見ると、2020年を除き4年間で自社株買いを行っている。2016年は5月16日と11月14日、2017年は5月15日と11月14日、2018年は5月15日と11月13日、2019年は11月13日に発表しており、5月14.15日、11月13.14日に集中している。2021年は5月には発表されなかったことから、11月13.14日に向けて自社株買いを意識しておきたい。

    三菱UFJの株価パターンを見ると、6.7.8月の夏に株価が下がり、年末に向けて株価が上がる傾向にあることから、同じパターンになるかに注目をしておきたい。


    ●7267ホンダ
    ホンダの2017年からの自社株買い発表日は、2017年が11月1日、2018年が4月27日、2019年が11月8日と11月初旬に連続して行われていることから、今年も11月初旬に意識をしておきたい。

    ホンダの2021年度の経常利益予想は6600億円で、これは2014年度水準と同水準だが、2014年度の株価は3500円あたりを中心に推移していた。現在の株価は3610円で妥当な水準か。11月に向けて下落する場面があれば注目をしたい。


    ●4507塩野義製薬
    塩野義製薬は過去5年間、毎年自社株買いを行っており、2016年は10月31日、2017年は11月27日、2018年は7月30日、2019年は9月30日、2020年は10月30日に発表している。明確なパターンは見られないが、7月から11月の間に発表されており、この期間に向けて自社株買いを意識しておきたい。

    塩野義製薬は開発中の新型コロナワクチンについて条件がそろえば2021年内の国内供給が可能になるとの見方を示していたり、9月末までに新たなコロナ治療薬の治験入りも目指すとの材料があるので、これも合わせて注目しておきたい。

株式情報更新 (11月23日)


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