シェアオフィスの米ウィーワークの取締役が、ソフトバンクグループ(SBG)が予定していた30億ドル(約3270億円)の株式買い取りを取り下げたことを不満として、訴訟に踏み切った。当初計画通りTOBを実施するか、損害賠償を求めているが、SBGは争う姿勢を示している。SBGはウィーワークへの支援は続けるが、
シェアオフィスの利用者は減少しており、ウィーワークは世界の大規模な家主と賃料引き下げ交渉を行っている。S&Pはウィーワークの格付けをジャンク級に引き下げているが、見通しはネガティブで、一段の格下げも示唆している。