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    注目銘柄 2024/5/9 07:51
    (9434) ソフトバンク 「HAPS」のバックホール回線に衛星光通信を導入
    ソフトバンクは、成層圏に携帯基地局を浮かべる「HAPS」のバックホール回線に衛星光通信を導入する新構想を発表した。

    従来のHAPSは、地上局とのマイクロ波通信で運用されてきた。しかし、衛星光通信を導入することで、地上局の場所に左右されず、より広範囲かつ安定した通信環境を構築することが可能になる。これにより、全国どこでもシームレスな通信環境を実現し、情報格差の解消に貢献することが期待される。

    衛星光通信は、マイクロ波通信よりも圧倒的に大きな通信容量を伝送することが可能。HAPSに衛星光通信を導入することで、5Gや6Gなどの次世代通信規格に対応した高速・大容量通信サービスを提供できるようになる。

    ソフトバンクは、この新構想の実現に向けて、情報通信研究機構(NICT)やアークエッジスペースと共同で光通信装置や実証衛星の開発を進めている。2026年ごろの打ち上げを目指し、実証実験を通じて技術の確立と事業化の可能性を検証していく予定だ。

    HAPSの優位性は、基地局となる飛行機の高度が約20kmと、衛星(高度500km)に比べて圧倒的に低いため、地上の基地局に引けを取らない通信品質を確保できるという。

株式情報更新 (5月18日)


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